はっとりみなと歯科外観

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歯周病の治療ってどんなことをするの?

~実は“静かに進行するこわい病気”なんです~

「歯みがきのときに血が出る」
「最近、歯ぐきが下がってきた気がする…」
「歯がグラグラしてきたような…」

こうした症状、もしかしたら“歯周病”かもしれません。

実は、歯を失う原因の第1位は歯周病
しかも痛みが少なく、自覚しないまま進行することが多い病気なんです。

今日は、そんな歯周病に対して**どんな治療を行うのか?**についてご紹介します!


歯周病治療って何をするの?

歯周病の治療は、大きく分けて以下のステップがあります。


① 歯ぐきの状態をチェック(検査)

まずは、歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)の深さを測ったり、出血や腫れの有無、歯の動きなどを確認します。
必要があればレントゲンで骨の状態もチェックします。

 ポケットが深いほど、進行しているサインです!


② 歯石とプラークの除去(スケーリング)

歯周病の大きな原因は、歯の表面や歯ぐきの中にたまったプラーク(細菌のかたまり)や歯石です。

専用の器具でこれらを取り除き、お口の中をきれいにリセットしていきます。

 軽度の歯周病であれば、このステップだけで改善することもあります!


③ 歯ぐきの奥深くのクリーニング(ルートプレーニング)

中等度〜重度の歯周病になると、歯ぐきの奥深く(根っこ周辺)にも汚れが付いていることがあります。

そのため、歯ぐきの中の見えない部分まで徹底的に清掃していきます。

しっかり麻酔を使って、痛みを抑えながら行うのでご安心くださいね。


④ 歯周外科治療(必要な場合)

それでも炎症が治らない場合は、歯ぐきを少し開いて内部をきれいにする歯周外科が必要になることもあります。

また、進行して骨が減ってしまった場所には、再生療法という方法で回復を図ることもあります。


⑤ 治療後のメンテナンスがカギ!

歯周病は「治して終わり」ではありません。
再発を防ぐためには、定期的なメンテナンス(検診・クリーニング)がとても大切です!

当院では患者さんごとに合ったペースで、しっかりサポートしていきます。


歯周病治療は“早め”がいちばん

歯周病は、重度になると歯を支える骨が溶けて、最悪の場合、抜歯が必要になることもあります。

でも、早い段階で治療すれば、元の健康な状態に近づけることができます

「ちょっと気になるな…」というレベルでも、気軽にご相談ください!


まとめ

歯周病は、静かに進行する“こわいけど治療できる病気”
治療は検査 → 歯石取り → 根のクリーニング → メンテナンスの流れ
早期発見・早期治療が何より大切!

お口の健康を守ることは、全身の健康にもつながります
定期的な検診とケアで、一緒に歯ぐきの健康を守っていきましょう!

ご予約・ご相談はいつでもお気軽にどうぞ

服部 彰宏

執筆者

服部 彰宏

はっとりみなと歯科 院長

2024年名古屋市港区甚兵衛通に「はっとりみなと歯科」を開院しました。地域の皆様のお口と全身の健康を守るため、お悩みに寄り添い、痛みの少ない治療と安心して通える歯科医院を目指します。

経歴

愛知学院大学卒 / 岡崎市 シバタ歯科勤務 / 名古屋大学医学部附属病院勤務 / 静岡市 ひかり歯科医院 / 名古屋市徳倉歯科口腔外科・矯正歯科非常勤勤務 / メルサ飯田歯科非常勤勤務 / はっとりみなと歯科開業

所属

日本歯内療法学会

認定医・指導医

日本歯科医学復興機構 臨床歯科麻酔管理指導医 / 前歯でも噛める入れ歯研究会 認定医 / 日本ACLS協会 BLS