夏はドリンクに注意!
スポーツドリンクが虫歯の原因になるってホント?
こんにちは!はっとりみなと歯科医院のブログへようこそ。
だんだん暑くなってきて、水分補給が欠かせない季節ですね。
特に熱中症対策としてよく飲まれる「スポーツドリンク」。実は、飲み方によっては虫歯の原因になりやすいことをご存じですか?
今回は、歯医者の視点から「スポーツドリンクと虫歯の関係」をわかりやすくお伝えします。
☆スポーツドリンクに含まれる“2つのリスク成分”
スポーツドリンクは体の水分やミネラルを補うのに役立ちますが、以下の成分が虫歯リスクを高める原因になります:
- 糖分(ブドウ糖、果糖、砂糖など)
→ 虫歯菌のエサになり、酸を出して歯を溶かします - 酸(クエン酸、リンゴ酸など)
→ 歯の表面(エナメル質)を直接溶かしてしまう「脱灰」を引き起こします
ポイント:「甘くて酸っぱい」は、実は歯には最悪の組み合わせ!
☆pH値で見る!スポーツドリンクの“酸っぱさ”がヤバい
飲み物pH値脱灰リスクスポーツドリンク(市販)約3.5高い炭酸飲料約2.5〜3.0非常に高い緑茶約6.0〜6.5低い水約7.0安全
※pH5.5以下で歯が溶け始めると言われています。
☆よくあるNGな飲み方
以下のような飲み方をしていませんか?
- ダラダラとこまめに飲む
- スポーツ中に少しずつ飲み続ける
- 寝る前や夜間に飲む(唾液が減って虫歯リスク大)
- 飲んだ後に歯みがきや口ゆすぎをしない
○歯医者の本音:
「“水分補給のつもりが虫歯補給”になってる方、多いです!」
☆虫歯を防ぐ!正しい飲み方のポイント
スポーツドリンクを虫歯の原因にしないためには、以下の対策が有効です:
- 飲んだら口を水で軽くゆすぐ
- 長時間かけずに短時間で飲み切る
- 飲んだ直後は歯みがきを避け、30分以上あけてから磨く
- 可能であればストローで飲む(歯に触れにくくなる)
☆まとめ
夏のスポーツドリンクは、水分とミネラル補給にとても便利。
でも、飲み方を間違えると虫歯のリスクがぐんと高まります。
正しい知識で上手に取り入れて、暑い季節を歯も体も健康に乗り切りましょう!