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「インレー」ってなに?むし歯治療の詰め物について分かりやすく解説!

こんにちは、はっとりみなと歯科です。

むし歯治療の際に、「インレーを入れましょう」と言われたことはありませんか?
あまり聞き慣れない言葉ですが、インレーは歯を守るためのとても大切な治療法のひとつです。

今回は、インレーとは何か、どんな種類があるのか、どんな人に向いているのかについて、わかりやすくご紹介します。


◆ インレーとは?

「インレー」とは、むし歯を削った後の歯に入れる詰め物のことです。
むし歯の範囲が比較的小さいときは、白い樹脂(コンポジットレジン)をその場で詰めますが、
もう少し大きなむし歯の場合には、型を取って作る「インレー」が必要になります

歯の形にピッタリ合うように作られたインレーを歯に接着して、機能や見た目を回復します。


◆ インレーの種類

インレーには、素材によっていくつかの種類があります。

◉ 金属(メタル)インレー

  • 保険適用
  • 硬い
  • 銀色なので目立ちやすい
  • 金属アレルギーの心配あり

◉ セラミックインレー

  • 白く自然な見た目(歯に近い色)
  • 金属を使っていないのでアレルギーの心配なし
  • 自費診療(保険適用外)

◆ インレーが必要になるのはどんなとき?

次のような場合に、インレー治療が選ばれることが多いです:

  • 中程度のむし歯(詰め物では対応しきれないが、被せ物ほどでもない)
  • 過去の詰め物が外れた・劣化した
  • 強度のある素材でしっかり噛めるようにしたい

◆ インレー治療の流れ

  1. むし歯の除去・形成(歯を削る)
  2. 型取り(精密な型を取ります)
  3. 仮の詰め物をしてお帰りいただきます
  4. 後日、インレーを装着して治療完了!

※治療期間は通常2回程度の通院です。


◆ よくあるご質問(FAQ)

Q. インレーって痛いですか?
A. 治療中は麻酔を使うので痛みはほとんどありません。麻酔が切れた後に少ししみる場合がありますが、多くはすぐに落ち着きます。

Q. セラミックはどのくらい持ちますか?
A. 正しいケアをすれば10年以上もつこともあります。噛み合わせや食いしばりなどの癖によって寿命は異なります。


◆ まとめ

インレーは、歯の健康と美しさを両立するための重要な治療法です。
素材によって見た目や費用が異なるため、患者さん一人ひとりに合った選択が大切です

当院では、素材のメリット・デメリットを丁寧にご説明し、納得のいく治療を一緒に考えていきます。


 ご相談・ご予約はお気軽にどうぞ!
はっとりみなと歯科では、インレーを含む幅広いむし歯治療に対応しています。
「どんな素材がいいの?」「保険でできる?」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。

服部 彰宏

執筆者

服部 彰宏

はっとりみなと歯科 院長

2024年名古屋市港区甚兵衛通に「はっとりみなと歯科」を開院しました。地域の皆様のお口と全身の健康を守るため、お悩みに寄り添い、痛みの少ない治療と安心して通える歯科医院を目指します。

経歴

愛知学院大学卒 / 岡崎市 シバタ歯科勤務 / 名古屋大学医学部附属病院勤務 / 静岡市 ひかり歯科医院 / 名古屋市徳倉歯科口腔外科・矯正歯科非常勤勤務 / メルサ飯田歯科非常勤勤務 / はっとりみなと歯科開業

所属

日本歯内療法学会

認定医・指導医

日本歯科医学復興機構 臨床歯科麻酔管理指導医 / 前歯でも噛める入れ歯研究会 認定医 / 日本ACLS協会 BLS