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【歯科ブログ】クラウンとは?歯にかぶせる「被せ物」の役割と種類をわかりやすく解説!

こんにちは、はっとりみなと歯科です。

むし歯や歯の破折などで歯を大きく削ったあと、
「クラウンをかぶせましょう」と説明を受けたことはありませんか?

今回は、クラウン(被せ物)とは何か? どんな種類があるのか? メリット・デメリットは?
という患者さんからよくあるご質問に、わかりやすくお答えしていきます。


クラウン(被せ物)とは?

クラウンとは、歯全体を覆うようにかぶせる人工の歯のことです。
大きなむし歯や神経の治療をした歯、割れてしまった歯など、
歯の形を元通りにし、噛む力を取り戻すために必要な治療です。

クラウンをかぶせることで、見た目を整えるだけでなく、歯の寿命を延ばすことができます。


どんなときにクラウンが必要?

以下のようなケースでクラウンが使われます:

  • むし歯が大きく、詰め物(インレー)では対応できない場合
  • 神経を取った歯(根管治療後の歯)は、もろくなりやすいため補強が必要
  • 歯が欠けたり割れたりしたとき
  • 見た目を改善したいとき(前歯の変色など)

クラウンの種類と特徴

クラウンには、使用する素材によっていくつか種類があります。
それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

メタルクラウン(金属の被せ物)

  • 保険適用
  • 丈夫で壊れにくい
  • 銀色で目立ちやすい(特に前歯には不向き)
  • 金属アレルギーのリスクあり

セラミッククラウン(白い被せ物)

  • 見た目が自然でキレイ(自分の歯に近い色)
  • 金属を使わないため、アレルギーの心配が少ない
  • 自費診療(保険適用外)
  • 適切なケアをすれば長持ち

セラミックの中にも種類があります:

種類特徴オールセラミックすべてが陶材、透明感があり美しいメタルボンド中は金属、外から見える部分は白いセラミックジルコニア強度が高く、奥歯にも使用可能。白く自然な色合い


治療の流れ(クラウン装着まで)

  1. むし歯や古い詰め物の除去
  2. 歯をクラウン用に削る
  3. 精密な型取り
  4. 仮歯の装着(見た目や噛み合わせを保ちます)
  5. 後日、クラウンを装着して完成!

※治療は通常2回〜3回の通院で完了します。


よくある質問(FAQ)

Q. クラウンはどれくらい持ちますか?
A. 素材やお口のケアによりますが、保険の金属クラウンでも5〜7年程度、
自費のセラミッククラウンなら10年以上もつこともあります。

Q. クラウンが外れることはありますか?
A. 強い力や経年劣化で外れることもあります。外れた場合は、すぐに歯科医院にお越しください。


◆ まとめ

クラウンは、歯を守り、見た目も機能も回復させるとても重要な治療法です。
見た目・強度・費用など、それぞれの素材にはメリット・デメリットがあります。

当院では、患者さん一人ひとりに合わせた素材選びと、丁寧な説明を大切にしています


 ご相談・ご予約はお気軽に!
「どんな素材が合うの?」「保険でできるの?」など、クラウン治療に関する疑問があれば、お気軽にご相談ください。
はっとりみなと歯科が、あなたの歯の健康を全力でサポートします!

服部 彰宏

執筆者

服部 彰宏

はっとりみなと歯科 院長

2024年名古屋市港区甚兵衛通に「はっとりみなと歯科」を開院しました。地域の皆様のお口と全身の健康を守るため、お悩みに寄り添い、痛みの少ない治療と安心して通える歯科医院を目指します。

経歴

愛知学院大学卒 / 岡崎市 シバタ歯科勤務 / 名古屋大学医学部附属病院勤務 / 静岡市 ひかり歯科医院 / 名古屋市徳倉歯科口腔外科・矯正歯科非常勤勤務 / メルサ飯田歯科非常勤勤務 / はっとりみなと歯科開業

所属

日本歯内療法学会

認定医・指導医

日本歯科医学復興機構 臨床歯科麻酔管理指導医 / 前歯でも噛める入れ歯研究会 認定医 / 日本ACLS協会 BLS