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寝る前の歯磨きが一番大事な理由、知ってますか?

こんにちは、はっとりみなと歯科です。
毎日なんとなく歯を磨いているという方、意外と多いのではないでしょうか?

実は、1日のうちで一番大事な歯磨きのタイミングは「寝る前」なんです。

今回は、なぜ“寝る前の歯磨き”がそれほど重要なのか、わかりやすくご説明します。


寝ている間は、むし歯・歯周病が進行しやすい!

人の口の中には常にたくさんの細菌がいます。
日中は食事や会話で口が動き、唾液の流れが活発なので、細菌もある程度は洗い流されています。

ところが寝ている間は唾液の分泌が大きく減少し、
細菌が増殖しやすい環境になってしまうのです。

つまり、寝る前に汚れをきちんと落としておかないと、細菌が一晩中“フル活動”して、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。


こんな習慣、していませんか?

  • 「夕飯後に歯を磨いて、おやつを食べてそのまま寝る」
  • 「疲れてそのまま寝落ち…朝だけ歯磨き」

これらは、虫歯菌にとってはごちそうを残したまま“無抵抗状態”で寝るようなもの。
毎晩、歯にダメージが蓄積してしまいます。


■ 正しい寝る前のケアのポイント

1. 寝る直前に歯磨きする

→ 食後すぐではなく「寝る直前」に磨くことで、より細菌の繁殖を防げます。

 2. フロスや歯間ブラシも併用

→ 歯ブラシだけでは60%程度の汚れしか落とせないと言われています。歯と歯の間のケアも忘れずに!

 3. 就寝前は飲食を控える

→ 歯磨き後の飲食は意味がなくなるので、できるだけ控えましょう(特に砂糖を含むもの)。


■ 小さなお子さんにも「寝る前磨き」を!

子どもの歯は大人よりも虫歯になりやすいため、
仕上げ磨きは必ず寝る前に行いましょう。
乳歯のうちから習慣をつけることで、将来の虫歯リスクを大きく減らせます。


■ まとめ:1日1回だけでも、寝る前に丁寧に!

・唾液が少なくなる寝ている間は、口の中が細菌にとって最高の環境

・寝る前の歯磨きは「守り」のケアではなく「攻め」の予防習慣

・朝よりも夜のケアを重視することで、歯を長く健康に保てます!

服部 彰宏

執筆者

服部 彰宏

はっとりみなと歯科 院長

2024年名古屋市港区甚兵衛通に「はっとりみなと歯科」を開院しました。地域の皆様のお口と全身の健康を守るため、お悩みに寄り添い、痛みの少ない治療と安心して通える歯科医院を目指します。

経歴

愛知学院大学卒 / 岡崎市 シバタ歯科勤務 / 名古屋大学医学部附属病院勤務 / 静岡市 ひかり歯科医院 / 名古屋市徳倉歯科口腔外科・矯正歯科非常勤勤務 / メルサ飯田歯科非常勤勤務 / はっとりみなと歯科開業

所属

日本歯内療法学会

認定医・指導医

日本歯科医学復興機構 臨床歯科麻酔管理指導医 / 前歯でも噛める入れ歯研究会 認定医 / 日本ACLS協会 BLS